運用設計ラボ Operation Lab,LLC

[プレスリリース] 「運用ラーニング(OpsLearn)」オープン 〜 運用設計の原理原則とその実践手法を学ぶ場をご提供

2022年8月3日、運用設計ラボ合同会社(本社:東京都港区、代表社員:波田野 裕一) は、サービスやシステムの運用に関与する幅広い人々(マネージャー、エンジニア、ビジネスパーソン)のための法人向け学習サービス「運用ラーニング(OpsLearn)」をリリースいたしました。

インターネットの急速な普及および発展により、インターネットを含むIT情報基盤は社会基盤(インフラ)としての性格を色濃く帯びてきています。 その一方でシステム運用およびサービス運用の現場においては、要員に対する恒常的な高負荷、属人的な運用、トラブルの多発などにより、事業継続性の面からもコストの面からもリスクを内在させ、効率面での課題を抱えつつも、現場の個々人の過大な努力により日々の運用を維持しているのが現状です。

運用設計ラボ合同会社 シニアアーキテクト 波田野 裕一は、このような現状に運用現場の立場から苦しんだことから、2008年夏から独自に研究活動を開始し、2009年7月に日本のネットワークエンジニアのコミュニティ「JANOG」におけるLT発表を皮切りに、同年11月にJPNIC主催 Internet Weekにおいて、運用設計を体系的に解説する「運用方法論」、2010年12月にWeb媒体において現場視点からの運用方法論を公開し、経営情報学会、情報処理学会、電子情報通信学会などで研究会論文を発表するなど、積極的に研究成果を公表してきました。 また、2017年頃からの「運用自動化ブーム」やIaC(Infrastructure As Code)に対する過剰な期待に警鐘を鳴らす(例えば、2017年12月発表の「運用自動化、不都合な真実」)など、「持続可能な運用」をテーマに、運用コミュニティでの活発な発表活動も行なっています。 そして、2021年春に運用設計に必要な知識の体系化について一定の目処が付いたため、1年間の整理期間を経て、この度のリリースとなりました。

「運用ラーニング(OpsLearn)」は、「一歩先を見据えた運用」「20年後も使える運用スキル」の2つをキーコンセプトとし、サービスやシステムの運用に関与する幅広い人々(マネージャー、エンジニア、ビジネスパーソン)を対象とした学習サービスです。 そのコンテンツは、集合研修(リモート講義もしくは訪問講義)を前提とし、最大50名様までご受講いただけます。インタラクティブを重視し、事前アンケート事後アンケートにより受講者の方の疑問や質問に可能な限り向き合う構成になっています。 また、全ての講義には、受講後1週間後から1ヶ月間受講可能なeラーニング教材の利用権が付属しており、シフト勤務者の補講や、受講者の復習を大きく意識したコンテンツ提供となっています。

今回のリリースでは運用に関わる全ての人を対象とする「運用設計導入コース(全3回)」のご提供を開始いたします。

「多くの運用現場が同じことに苦労し、その原因もほとんど同じです。それを解消するためには、運用現場で現在見えている範囲だけで物事を変えてもほとんど効果は無く、視点とやり方を大きく変える必要があります。」と、OpsLearnのコンテンツ製作責任者の波田野 裕一は言います。 「OpsLearnでは、運用現場において根本的に必要なものの見方や決めるべきことを、まず全ての関係者向けに解説していきます。今後リリースする運用マネージャ、運用アーキテクト、運用エンジニア向けの講座では、運用設計の概要設計や詳細設計で必要な設計と実装にも踏み込んでいく予定ですのでご期待ください」

「運用ラーニング(OpsLearn)」のコンテンツは、本日より公式サイト( https://www.opslearn.jp/ )で、お申し込みいただくことができます。

皆様の運用業務の成長に「運用ラーニング(OpsLearn)」を是非お役立てください。